Life is walking インタビュー 鈴木隆一

07/16/2015
Posted by wpmaster

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・まずは、自己紹介をお願いします。なぜそのようなことをやろうと思ったのですか?

世の中にある食べ物・飲み物の味を、5基本味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)で数値化する味覚センサー「レオ」を開発して、そのセンサーを活用して味覚分析サービスを展開しているAISSY(アイシー)という会社の代表をしています。この会社は慶応大学からの出資を受けて設立した大学発ベンチャーになります。まずは味覚センサーを軸に、食品メーカーさんや飲料メーカーさんの商品開発や販売促進のお手伝いをしています。通常、理工系の大学発ベンチャーはモノを作って売るモノづくりベンチャーが多い訳ですが、弊社はあくまで情報を売るというビジネスモデルに徹しています。弊社に味覚情報を集めてビッグデータ解析して、ゆくゆくは美味しい味の予測ができるようにしていきたいと考えています。

また、味覚に関する知見を伝えていく活動もしています。味博士としてテレビに出たり、本を出版したり色々なチャネルで情報を発信していますね。

このようなことをやろうと思った理由は3つあります。お客様からの切実なニーズがあること、大学発でも異色のビジネス展開をすることでもっと多様なベンチャーに出てきて欲しいと思っていること、自分自身がやっていて楽しいことですね。

 

・最近、嬉しかったことがあれば教えてください。

2015年の5月にミラノ万博に行ってきたのですが、意外とミラノは相性がいいなと思ったことですかね(笑)これまでオシャレすぎると思っていたのですが、行ってみると意外と居心地がよく、「行かず嫌い」だったなと思いました。レストランでたまたま隣になった現地の人と話したのですが、きちんと東京の魅力をアピールできたと思います(笑)。イタリアは元々好きで、特にフィレンチェは最も好きな街の1つなのですが、今までミラノは敬遠しちゃってたんですよね。

 

・小さい頃はどのような子供でしたか?大学時代の過ごし方は?

昔からそうなのですが、多様な友人がいました。チャラ男とかオタクとかスポーツ少年とかガリ勉とか優等生とかあらゆる人と、ある程度交流できるのが自分の強みではないかとひそかに自負していまして、それは小さい頃から変わりません。高校くらいまでは勉強もスポーツもほどほどにやりつつ、当時No1だったマイクロソフトの企業研究をしたりしてましたね(笑)理系の技術をビジネスに繋げるのが自分のやりたいことだなと思っていました。

ただ、大学時代には、ラーメン屋再建に取り組んだこともありました。学校の近くにまずいラーメン屋がありまして、潰れそうだったんです(笑)その時、友人数名と、「学生の俺らに任せてくれ」と店長に直談判し、そのお店の経営を手伝うことになったんですよ。例えばその店長が作るラーメンの味に全く安定度がなかったので、思いっきりコッテリ味に振り切ってごまかしたりしました(笑)。でも、売上がなんと21倍になったんですよ!!まあ、元が1日5杯しか売れてないお店だったので、大した事ないのですが(笑)。あと売っても売っても儲からない。原価率50%でしたから(笑)飲食の世界では原価率は30%前後じゃないとダメなのですが、商売のことがよくわかってなかったんですね。いい勉強になりました。

 

・今まで大変だったことはありますか?

う〜ん、あまり大変だと思わない性格なんですよね。客観的に見れば創業期などはお客さんもいないわけですから、大変なんでしょうけど、まあ結構ヒマだったので本を読んだりしていてそれなりに充実していたと思います。3年間は売上0でも大丈夫という状況だったので、のんびりしていたら、3年目からググッと伸びてきたので、安心しました(笑)

 

・今後のさらに展望があれば教えてください。一言宣伝やメッセージ等あればどうぞ。

AISSYに関して言えば、食品産業の肝となる味の情報を抑えているので、それを生かしてより大きな仕事をしていきたいですね。これからの時代は不可欠な情報を保有している企業が大きなインパクトを持つと思いますので、弊社もより消費者の方と美味しさのマッチングをしていきたいと思います。

神保町ウォーキングテラスにも運営メンバーで入っておりますので、こちらも発展させていきたいです。 明らかに健康寿命を伸ばすことが色々な意味で重要だと考えておりまして、健康でありたい人たちに役立つ施設にしていきたいと思います。やはりAISSYは企業向けのビジネス(BtoB)で消費者と接する機会はどうしても限られるので、今回消費者と直で向き合えるのは新鮮な経験でもあります。

 

鈴木隆一(Suzuki Ryuichi) 味博士 神保町ウォーキングテラス最高味責任者(CAO:Chief Aji Officer) AISSY株式会社代表取締役社長 慶應義塾大学共同研究員。慶應義塾大学理工学部卒、慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。応用化学の研究から味覚分析技術を確立し、味覚分析装置「レオ」を開発。著書に「味博士のぜったい太らない食べ方」「味覚力を鍛えれば病気にならない―味博士トレーニングメソッド」「日本人の味覚は世界一」など。最近ではテレビや雑誌で味覚分析技術を使ってわかりやすく面白く味覚力の大切さを伝えている。


 

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